育児記録

第一子(2歳8ヶ月)は、去年の終わりから今年の正月にかけての数ヶ月は猛烈なイヤイヤ期だった。しかし、今年の正月にいとこたちと数日過ごしたのが刺激になったのか、その後急速に言葉が伸びるとともに、どの場面でもイヤイヤというのではなくなってきた。どうやら、正月に彼にとってのヘレンケラーのwater的瞬間があったようで、言葉に意味があるというのがピンときたようである。〇〇ではなく△△がよいという自分の意志があるのに伝わらない、という苛立ちが、言葉を通じて要望を伝えることができるようになり軽減したようだ。しかし、今でも登園や降園、就寝には激しく抵抗される。ステートが変わるのが嫌なんだと思う。降園時は園庭の遊具を全て遊び倒して、さらに何周も繰り返そうとする。ベビーカーに乗せるとき、激しく身を捩らせて抵抗して、10分以上格闘しているようなときもある。園ではおむつやズボンの脱ぎ履きも自分でしているようだが、家ではイヤイヤと逃げてしまって、足をズボンに通すのも難しく、自発的になどとても無理である。園ではトイレも立ってやっているとのことだが、家ではトイレは嫌いではないものの遊んでしまって、なかなかおしっこをしてくれない。

第一子は身体能力がいやに高くて、いつからか食事用のハイチェアに踏み台を利用して自分で乗り降りしだした。危ないといえば危ないのだが踏み台を取り除けば逆により不安定なものを足場にするので好きにさせている。スイッチを押したり、コードを引っこ抜くのも好きで、自分の手に届かないところにあれば、どんどん登っていじってしまう。保育園でも、レゴなどのおもちゃより音響機器をいじるほうが好きなようである。

言葉はあまり早い方ではないが、語彙や文法の伸びは悪くないので心配はしていない。ラ行の活用が難しいようで、「いららない」「のぼるる」などというのが可愛らしい。寝室の戸を閉めてほしいという時、「しまって」という。自動詞と他動詞の使い分けは難しいよう。自分のことを「けいちゃん」(保育園の同学年にけいという子がいる)と呼ぶ。ごく最近までは、夫にもママ、ママと言っていたが、最近ママというのは私や保育士など女性に限定されてきたようだ。ただし、本人が男女の区別をつけているのかはわからない。あまり夫以外の男性に触れる機会もないので。

動画が好きで、YouTubeで一つの動画が終わると次のものを候補から選んで要求してくる。動画に出てくるものの名前(例えばドーナッツ)で指定するのだが、結構細かいものを覚えていて感心する。確実に動画で言葉は増えているのだが、依存性も高く難しい。

第一子のまつ毛はもともと長いのだが、最近さらに伸びてきたような気がする。眠っていたり、伏し目になっている時の様子が麗しい。第二子のまつ毛も伸びてきたが、どこまで伸びるか。

第二子(そろそろ2ヶ月)は、振る舞いはまだ新生児の時と大きくは変わらない。まだまだ原始反射に支配されていて、自分の意思で体を動かすことはできないようである。生まれたばかりの赤子特有の、人というよりは神に近い神聖さを放っていて、抱いていると癒される感覚が強い。ただし、生まれた時から首の力が強く、足も盛んに動かして体にかけたタオルを足許に追いやってしまうほどで、か弱い感じはあまりない。お腹が空くと吸啜反射が起きるのだが、空きすぎると首を振りすぎてしまいなかなか乳首にたどり着かないのが面白い。夜の授乳の間隔が開いてきて、夕方から夜にかけての頻回授乳も授乳効率が良くなったためか収まってきている。

まだ思うように体を動かせない段階でも個性はあり、第一子と比べて吸啜がうまく、泣き声が鋭い。声帯の関係か、第一子と比べてやや泣き声の線が細いのも関係しているかもしれない。目も、第一子が垂れ目なのに比較して吊り目で意思を感じる。頬や顎に肉もついて迫力が増している。正面から見ると頭の幅が細いのに頬が膨らんでおにぎり型なのだが、横から見ると頭の前後が長く違和感が強い。今のところ、存在としてはすごくかわいいものの、肉がつきすぎて客観的にかわいい顔立ちになるのかやや不安だが、考えたって手の打てる問題ではないのであまり深く考えないようにしている。

ともかくじこを起こさず育てることが大事。