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入院の日。分娩費用がお高めなだけあって必要なものはほとんど病院側で用意されている。書類や母子手帳などをのぞけば、必要なのは産褥ショーツを2~3枚程度、授乳用ブラジャーを数枚用意程度。これらも自販機で売られていたので、書類以外はもっていかなくても大丈夫な体制。

手続きをして黄色い前開きのワンピースに着替える。内診では胎児は下がってきてるけど、子宮口を開かせるためにミニメトロを入れようねと言われる。黒いスクラブを着た研修医にも処置を見学される。この処置がけっこう痛い。

子宮口がどの程度開いているかと質問すると、1cm程度、でも頭はだいぶ下がってきてますよと言われる。トイレでミニメトロが落下することが多いので、落ちたら流さずにスタッフを呼んでほしいと。

病室は個室で、やや手狭ではあるがホテルのような雰囲気。夕食はいわゆる病院食で個室まで運ばれてくる。まずくはないが積極的においしくもない。

眠剤も可、と言われたので処方してもらう。出産後はまとまった睡眠はとれないだろうし、今のうちに寝ておきたい。出されたのはフルニトラゼパム。なるほど、妊婦でもベンゾジアピン系を飲んでいいのか。出産後は新生児の夜間授乳があるためどうせ眠剤など飲めないのだから、依存する要素もない。

わずかに出血があり、陣発するのではないかと期待して過ごすが特に何もなし。ミニメトロが落ちることもなかった。