第二子出産体験談

  • 入院第一日目(3/21)

 

入院して、部屋はログハウス風で落ち着く感じ。病棟全体が横に広がる造りなので、外の冷気がかなり入ってくる。出産前に着る入院着は前開きのワンピースで、わたしの身長(168cm)だと膝までしかなく、医療従事者以外がみる機会がないとはいえ少し恥ずかしい。産後の服はもっと丈が長く、パンツもセットになっているので問題はないだろう。

NSTを行った後、静脈路を確保したりミニメトロを入れられたり。静脈路は前回と同様で左前腕の橈骨皮静脈に入れられた。刺入の瞬間自体はそれほどではないのだが、留置し続けると結構痛い。神経の分布の個人差の問題か、自分にとって痛い部位であることはわかっていたので事前に言っておけばよかった。ミニメトロ挿入の前の超音波検査でも、やはり子宮頸管長は残っていて、子宮口は開いておらず。前回はミニメトロ挿入がかなり痛かった記憶があるのだが、今回はあまり痛くなかった。

 

左前腕に静脈路、膣にミニメトロ、股間には破水に備えて特大パッドをあてている状態なので、煩わしい。暇なので母に電話すると、運動不足を防ぐため歩けと言われるが、ミニメトロ入っている状態で無理でしょ。

 

夕食は中華料理。

 

  • 入院第二日目(3/22)

本日は朝食なし。

 

ミニメトロを抜去。いちおう子宮口は2cm程度開いていて、子宮口からはミニメトロは自然に抜けていたとのこと。硬膜外麻酔(L2/3)のカテーテルを入れ、オキシトシンを開始。アイスパックを腹や腰、足にあてられ麻酔の効きを確かめられた。臍の下あたりまではなかなか左側の効きが悪いため左側臥位に変更されたりしていた。7時代で4cmまで開大。徐々にオキシトシンの速度を上げていく。外液は100ml/hrで結構な速度。NST上では陣痛が2-3分に一回ぐらいの頻度まで増えてくるが、麻酔が効いているため、痛みや張る感覚は特にない。お腹を触ってみてやっとわかるぐらい。

 

診察室は特大のディスプレイがついていて、普通のTV番組に加えてYoutubeNetflixを見ることができる。コロナで立ち合い出産ができない代わりに、 スマホを固定する台が備えてあり、Zoomなどで家族と話したり、擬似立ち合い出産をすることもできる。結局、人にみられても趣味を疑われず、注意散漫でもよいコンテンツ、ということで

Our planetを見ていたら助産師さんたちの注目を浴びた。正午の内診では、陣痛は頻回にきているものの5cm程度しか開いていないとのことで、激しく内診をされたあと人工破水をされた。破水しないとお産は進みにくいのだとのこと。この内診だけでも麻酔がかかっていなければ悶え苦しむレベルだとのこと。

 

進まないので不安になり助産師さんにいつごろ生まれるか聞くと、昼もスキップしたので三時のおやつが食べられるように頑張りましょうとのこと。そういうものなんだろうか。

 

その後、だんだん尾骨あたりに周期的に尻餅をついたような痛みがくるようになる。麻酔をより強くしてもらえないか聞いたが、この痛みは取りにくいのだということ。どうも無痛分娩では痛みを感じる部位が大きくわけて2カ所あるらしい。

 

おそらくわたしの場合はシングルカテーテル法で、下位のレベルの痛みは取りにくいのだろう。日常で感じる痛みと比べればかなり痛いが、耐えられないレベルでは全然ない。13時前に7cm、それから20分ほどで全開大となり、医者を呼んでスタンバイ。院長先生には電話がかからなかったようで、ほかの医師が立ち会う形となった。ちなみに、途中で子宮頸管模型をみせられたが結構グロテスク。

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準備が整ったので陣痛に合わせて息むように言われ、尾骨の痛みやNSTでの子宮の張りを見ながらいきんでみる。2分ごとに陣痛がくるので結構忙しい。陣痛が強いときは、通常ならば140/分程度である胎児心拍が60/分程度まで落ちるので結構こわい。20分程度指示通りに頑張ったのち、産まれた。3398g。ブレストクローリングも成功して、しっかり乳頭を吸ってもらえた。なかなか力強い。力強すぎてSpO2モニタがずれて頻繁にアラームがなる。胎盤も見せてもらった。結構グロテスク。捻転の程度にも結構ムラがある。

 

念願通りおやつのチョコケーキを食べ、2時間経過観察をして帰室。